米オンライン出版協会(OPA)から。
毎期出ている、2004年上半期米有料オンラインコンテンツ市場動向の調査。
プレスリリース:
米国オンラインコンテンツ市場は、2004年上半期で8億5300万ドルへ(前年同期比14.0%増)
レポート本文(PDF)
詳細は本文でしっかりまとめてくれています。
今回は、引き続き出会い系(Personals/Dating)が構成比としては最大なのですが、「Entertainment/Lifestyle」の分野が、前年同期比78.3%増の1億8280万ドルとなっていることに注目できます。デジタルミュージックブームを裏付ける調査結果であり、マッチング系ばかり強かったオンライン課金コンテンツ市場でありますが、ようやく本命の娯楽系の市場が本格的に盛り上がりつつある状況だと言えるかもしれません。
Internet Trends Presentation from The Kelsey Group's Local Interactive Media Conference
モルガンスタンレーのサイトにあった、インターネット業界のトレンドについてのプレゼンテーション資料。米国を中心に、世界の動向をザックと。
アメリカの商品比較大手「Shopping.com」がIPOして、一気に株価が60%急増したそうです。
Shopping.com Shares Soar 60 Pct. in IPO
Shopping.com Jumps In IPO Trading
日本で商品比較と言えば、価格comが有名ですが、このShopping.comもdealtimeという社名であった頃、イサイズと提携して、日本に進出していました。しかし、2000年当時の日本においては、ネットショップが乱立する米国と違い、商品比較と言っても、結局楽天の中で検索しているのと同じかも…、というような理由などもあったようで思ったように展開できず、早期撤退していました。また、ちょうどネットバブルがはじけた直後で、資金調達もうまくいかなかったようです。
そんな話もありますが、今回のIPOに当たって、業績・財務データなどを公開しました。
Shopping.com - Find, Compare, and Buy Anything in Seconds
SEC Filing - Shopping.com
・2003年通期(連結)
売上高: 67,039千ドル (前年比131%増)
営業利益: 6,440千ドル (前年は赤字)
あと、同社は、価格比較というよりは口コミの要素を強く入れた「epinion」も03年4月に買収していて、そちらについても、上記資料で財務諸表等を公開していました。
商品比較サイト市場についての関連資料として、1年前くらいのデータになっちゃうんですが、Nielsen//NetRatingsから、以下のようなデータがあります。
ONLINE COMPARISON SHOPPING SHOWS STRONG GROWTH AS HOLIDAY SEASON NEARS, ACCORDING TO NIELSEN//NETRATINGS
2003年8月のユニークユーザ数(単位1千人) (前年同月比)
Shopping.com (DealTime) 11,916 (+70%)
BizRate Shopping 5,869 (+55%)
NexTag 4,573 (+74%)
PriceGrabber.com 3,909 (+81%)
出典:Nielsen//NetRatings
また、利用動向については、つい最近Pew Internet & American Life Projectから、ネット上で”reputation and rating systems”(評価とか格付けするシステム)を利用する人が、米国内で、3,300万人(ネットユーザの約26%)くらいいる、という調査結果が発表されています。
Pew Internet & American Life Project: Rating systems
Internet Population Bearing Closer Resemblance to Population At Large
eMarketerから。
Harris Interactive の2004/8の調査によると、アメリカ成人のネット人口1億5600万人、ブロードバンド利用者も44%と順調に伸びている、そうです。
特に目新しいことはないけど、最新の定量調査ということで。
韓国インターネット白書2004 英語ダイジェスト版
韓国電算院・著 2004-7-20
2ヶ月ほど前の発表ですが、私は先日気づきました。
アメリカのデータについてはいろいろ見つかるんですが、韓国の情報って案外見つからないので、これは便利です。
特に、52~63ページにかけての Chapter 5 "Internet Service"のデータは、各分野/サービスごとのマーケット規模がいろいろ書いてあって、結構貴重だと思います。
Pew Internet & American Life Project から。
日常生活において、どういう行動に関してインターネットを使うか、あるいは、オフラインで済ませるか、などについての定量調査。
対象:米国、18歳以上2,013名、2003/11-12、電話インタビュー。
1週間くらい前の話題ですが。
What Our Web Searches Say about Us
自分を検索したことがある →39%
音沙汰途切れた友人を検索したことがある →36%
家族(家系)について検索したことがある →29%
昔の恋人を検索したことがある →17%
だそうです。
ソーシャルネットワーキングネタ。
SNSネタに特化したBlog「thesocialsoftwareweblog」から。
「Million+ Members Club」として、以下のサービスが挙がってます。
Cyworld(韓国の大手ポータルnateが運営するコミュニティサイト)
Friendster(いわずとして知れた、最大のSNS)
hi5(米国の出会い系色が強いSNS)
LiveJournal(コミュニティ機能をもったBlogサービス)
Myspace(イベントとかパーティとか「空間」を軸にしたSNS)
OpenBC(ドイツのSNS(?)、知らなかった)
Orkut(いわずと知れた、Google社員開発の)
Spoke(法人向けのSNS)
Tickle(オンライン求人情報大手「Monster」傘下の出会い系)
PC home Online (台湾);
Donews (中国)
MeetUp(ご近所でパーティやりましょ的なSNS)
ここでの「Million+ Members Club」とは、会員が100万人を超えている、「1degree(直接の知合い)を超えて人間関係を築くことができる, 個人的なメッセージのやり取りができる, 集まったりすることができる」サービスだそうです。
本文には、そのほかにも、「Million+ Members Club」の候補がいろいろ挙がっています。
ついでに、本記事中にもあるんですが、この人、ソーシャルネットワーキング一覧リストとして、かなり網羅的に集めているので、紹介します。
Home of the Social Networking Services Meta List
いやー、このBlogすごいですね。SNSに特化しているのに、なんでこんなにネタ毎日毎日たくさん出てくるんだろう。相当の流行もの好きですね。
そろそろ出る時期だと思っていたんですよ。
毎年恒例になっている、OPA(米国オンライン出版協会)から、2003年のオンライン有料コンテンツの市場規模のレポートが出てます。
プレスリリース
U.S. Consumer Spending for Online Content Totals Nearly $1.6 Billion in 2003, According to Online Publishers Association Report
PDF版全文レポート
「ONLINE PAID CONTENT U.S. MARKET SPENDING REPORT」Online Publishers Association
個人的な注目点をまとめると、
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(1)米国の2003年のオンライン有料コンテンツ市場は、前年比23%増の16億ドルに。
(2)ジャンル別に見ると、前年から最大になっている「Personal/Dating(つまり、出会い系)」が、さらに48.8%伸びて4億4950万ドルに。伸び率で言うと、昨年に続いて、「PersonalGrowth(つまり自己改善・健康管理・ダイエットみたいなコンテンツ)」が104.5%の伸びを見せている。
(3)課金形態別に見ると、定期間課金が89%、ワンタイム課金が11%(これは昨年も同じくらいだったと思う)。今年は、コンテンツ別に、課金形態の割合のデータがある。
(4)有料コンテンツ売上大きいランキングだと、yahoo.com、real.com、 match.com(出会い系最大手)、classmates.com(「ゆびとま」みたいなサービス)、wsj.com、というふうに続き、ベスト5に関しては、基本余り変わらない。しかし、ediets.com(e-ダイエット)が25位圏外から、6位に急上昇。
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という感じです。
とりあえず、ちょっと見た感じだと、日本のニュースサイトには、このレポートについての記事はないようだけど、今日とか明日あたり、どっかに載ってそう。
すでに報道されているとおり、Googleが株式公開の申請を行いました。
それで、CNETの「[エッセンシャル・サーチエンジン]GoogleがIPOを発表」経由で見つけたのですが、SECの書類のなかで、様々な財務情報があるので、こちらクリッピングしておきます。
SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION
REGISTRATION STATEMENT
GOOGLE INC.
こちらを見ると、他の総合ポータルらにも遜色がないほどの業績であることがわかります。
「IPO申請で明かされたグーグルの秘密」という記事にポイントポイントの説明があります。
IAB/PwC Release Final Full-Year 2003 Internet Ad Revenue Figures
IABから、先週のリリースですが、なくしてしまう前に、クリッピングしておきます。
・米国の2003年のネット広告市場は、前年比21%増の72億7000万ドル。ネット広告市場は、順調な回復基調へ。
・注目すべきは、フォーマット別の構成比で「Keyword Search」が15%jから35%に伸びていることと、料金体系別の構成比でも「Performance based」が 21%から37%に伸びていること。
Companies Launch War Over Web Messaging
・主要ネット企業の、メッセンジャーというかノンブラウザアプリ戦略についての記事。
・単にメッセージングだけでなく、常駐である特性と自社の他サービスとの連動によって、付加価値を顧客に提供し、収益モデルを確立したい、とみんな思っているところ。
せっかくなんで、徐々に海外の動向も抑えたいと思います。
ひとまず、CNETやITmediaなどで紹介されるレベルの海外のニュースは、とりあえずはいいとして、もうちょっと、深めに行きたい、便利な情報源を少しずつ紹介したいと思っています。
ってわけなのですが、まずは、情報源として、やはりネット調査会社からの情報は抑えておきたいところ。米国でもネット調査会社はいろいろ再編されたりしてますが、comScoreとNielsen//NetRatingsの情報を追うといいと思います。
Nielsen//NetRatingsは、ほとんど無料で情報を出してくれないので、個人的には、comScoreのサイトを見たりしています。
プレスリリースは、↓こんなかんじでわりといろいろ出してくれてます。
comScore Networks' Press Releases - 2004
例えば、↓こんなのりで、毎月のプロパティトップ50を無料で出してくれてます。
comScore Media Metrix Announces Top 50 U.S. Internet Property Rankings for February 2004
案外無料でちゃんと見れるのってないので貴重です。
その他、米国をはじめとした海外のネット業界の動向を調べるとき便利なサイトをこのブログにかいてきます。